2010年12月9日木曜日

写真の中の明治・大正

国会図書館も粋なことをします。国会図書館の膨大なノンカテゴリーな資料からこのような成果が生まれるのは楽しいですね。写真資料は、いまだにきちんとした整理方法が見つかっていないようです。ただ、整理だけではなく、それを活用する方法を見出さなければ、その方法論すらあやふやになってしまいます。
その中で、このアーカイブは意味あり。さまざまな文献に掲載されてきた写真を、明治・大正と区切りながら、そして、場所をプロットしていくという作業。
古地図がレイヤーとして重ねられているのは見ます。それに、古写真が掲載されているのも見ます。ただ、ちゃんと裏付けを取りながらここまできちんと研究として成り立っているものはあまり見ないように思います。
マヴォの作品とか、二笑亭とかないかなと思っていろいろ見ましたが、いまだ収録雑誌が、偏っています。カテゴリを見ればわかりますが。
今後の発展を期待します。

http://www.ndl.go.jp/scenery/index.html

建設産業図書館

 建設産業図書館をご存知ですか?
東日本建設業保証(株)が社会事業として運営しているものです。その資料は、充実している!とまでは言えないまでも、その建築工業界の普及活動においては、大いに評価できるものだと思います。それが、 データベースの存在です。戦前期の建築に関する雑誌の目次一覧の存在です。
利用価値はこの上なく高い。

一例

『建築画報』建築画報社

和暦 区分 内容 著者名
2 1 明治44 社説 建築と国及人生 大*楼
2 1 明治44 建築文芸 喜劇 妙な恋 泗水
2 1 明治44 史料 日本建築の沿革
2 1 明治44 紅天緑地 白蟻の侵害を未然に防ぐ建築法 鴨志田
2 1 明治44 紅天緑地 暗い室の装飾
2 1 明治44 紅天緑地 白魚橋畔の新建築
2 1 明治44 紅天緑地 一口落語 サッと打て △○
2 1 明治44 紅天緑地 川柳評釈 天海坊

公開されているものだから、大丈夫だと思いますのでアップしました。
利用されるときは、以下サイトをご参照し、正しいレファレンスでよろしくお願いいたします。

http://www.ejcs.co.jp/library/cil.html

2010年12月4日土曜日

建築之日本

だいそれたタイトルである。
内容もぶっとんでいる。宮所富太郎の視覚が広い。
「早稲田から落合に行く人は此門に見覚えがあるだろう」
と。はて。

2010年12月1日水曜日

2010年11月19日金曜日

趣味叢書 すべて揃う

DSC04038

本橋修士論文の主軸である『趣味叢書』全12冊が全て手に入った。この12冊全ては、ver.は色々あるが、配本シリーズのものは、200冊限定であり、また黒田のサイン入りであるので、感慨も一潮である。

黒田先生の意志。ここに集結せセリ。

2010年11月9日火曜日

近代デジタルライブラリー

http://kindai.ndl.go.jp/
明治・大正・昭和と貴重書を次々とデジタル化している。その総数は、今現在三十九万冊にも及ぶ一大プロジェクトである。著作権が切れたものはネットでだれでも読むことができ、また著作権が切れていないものに関しても実はデジタル化していて、国会図書館内より読むことができる。
『趣味叢書』も実は館内限定ですべて読むことができる。
http://kindai.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/966811/1
白木好み, 白木屋呉服店図案課編, 東京:白木屋呉服店,大正10

2010年11月2日火曜日

過去との対話

早稲田大学所蔵 『立体派・未来派・表現派』, 一氏義良, アルス, 大正13年
ここまで遡っては追求出来ない。

2010年10月5日火曜日

大正尖端風景

お魚の遊具。大正に生まれていればこんなに楽しい遊具で遊べたことでしょう。皆さんはおしいことをしましたね。場所は秘密です。『建築新潮』七年四号より写真抜粋
大正尖端ゼミナールは、静かなる活動をしております。
初年度から豪勢に、大正尖端ゼミナールから修士論文が二本でる予定であります。近々、その進捗状況のご報告が出来ると思いますので、それまでは気まぐれに大正の尖端風景をお届けしたいと思います。

早稲田大学建築史研究室OBの米山勇さんが、10/30神奈川近代文学館において、明治の洋館のお話しをされるとのことです。もちろん、私は行きます。


 横浜からはじまる 明治の洋館」江戸東京博物館 米山 勇 先生 
午前10:00〜12:00(受付9:40〜)
http://www.maroon.dti.ne.jp/yokohamayoukan-tanteidan/kouzaannai.html#20091017

2010年6月25日金曜日

勉強会1回目

先日大正尖端ゼミ勉強会1回目をやりました。
研究対象は、木村荘八。
   Error: Embedded data could not be displayed. 
プレゼンテーション
※クリックすると動きます


レジュメ

2010年6月9日水曜日

勉強会することにしました。勝手に。

本日、研究室の全体ミーティング(大ゼミ)がありました。ここでは、研究室にある全てのゼミが2週間であったことを発表する機会があります。研究室の中の、専門外の人も議論に参加出来る自由な機会です。
し・か・し、大正尖端ゼミ。発表することがありません。何故なら、個人活動であると同時に、ほぼ専門2人という少数派。
そこで、この機会を利用して、大正の勉強会を勝手にすることにしました。再来週から始まります。ちょっと大正感が抜けてしまっているところがあるので、取り戻すいいチャンスになりそうです。

2010年5月29日土曜日

演劇的自叙伝4  村山知義著

演劇的自叙伝4, 村山知義

村山知義の自叙伝である「演劇的自叙伝」シリーズは、彼の死をもってこの4巻で終わっています。彼の目まぐるしく変化する芸術志向が伺いしれる4冊になっています。この最終巻は、主に、"獄中からの手紙"。

この自叙伝は今では高値で取引されていて、初版は中々買えません(私は最近古書店でひっそり隠れていたところに、手を差し伸べて購入しましたよ)。4巻目だけ見ても掴みきれないかもしれませんが、演劇などやっている方には興味深い1巻かと思います。

じん

http://www.tokyogeijutsuza.co.jp/project/kanji.html

いま、村山知義

東京芸術座村山委員会編
「村山知義の芸術家としての足跡を舞台写真挿絵等で追う」

気がつかなかった〜いままで。危うく買い逃すところでした。限定20冊ですからお早めに。届くのが楽しみです。

じん

http://www.tokyogeijutsuza.co.jp/project/kanji.html

2010年5月28日金曜日

村山知義『おなかのかわ』, 福音館書店, 1977

『おなかのかわ』
村山知義,福音館書店,1977/4/10


まだ、新品で売っているのに無駄に古本で買ってしまった。裏に前の持ち主さんのカワイイ名前が。
童画が彼のライフワークであるから、やっぱり絵本系は集めたいものです。


じん

2010年5月12日水曜日

趣味叢書集まり始める


修士論文の研究対象としている黒田鵬心「趣味叢書」シリーズが着々と手元に届いております。しかし、未だ6/12。。。。先は長いというか。これ以上見つからない(涙)

誰か助けて下さい。助けて下さる方は、ご連絡を!!!!

2010年5月11日火曜日

日本近代建築大全<東日本篇>

早稲田生必読。早稲田建築史研究室ご出身の米山先生の著作が近々発売されます。


日本近代建築大全<東日本篇>

伊藤 隆之/著・撮影 米山 勇/文・監 
出版社名 講談社
発売予定日 2010年5月29日
予約締切日 2010年5月12日
予定税込価格 4,935円
分類 サイエンス・テクノロジー

■商品の内容 
[出版社商品紹介]
東日本における500軒以上の近代建築を写真付きで紹介。意外に身近な文化財・近代建築、その知られざるエピソードの数々。
■おすすめコメント 
近代建築がもっと身近に!東日本における500軒以上の近代建築を写真付で紹介する、本邦初の試み。意外に身近な文化財・近代建築、その知られざるエピソードの数々をお楽しみください。

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refBook=978-4-06-216027-8&Sza_id=MM

ゼミ開設

明日の中谷研究室の大ゼミにて、本ゼミが承認されれば、正式にゼミ活動をスタートいたします。それにさきがけ、ゼミ活動報告のブログを開設いたしました。修士論文が2本、本ゼミより発表される予定ですので、その進捗状況なども含めて、報告できればと思います。

今後とも、大正尖端ゼミをよろしくお願いいたします。